オナニーと罪悪感



「またオナニーしちゃった…」

オナニーをした後に、こんな罪悪感を抱いたことはありませんか?子供の頃からオナニーは何となくイケナイ事と感じてきた人は、特にその傾向が強いようです。


何のフィルターも掛けずに見てみると、オナニーは後ろめたいことでもなんでもありません。むしろ女性にとってはしたほうがメリットが大きいくらいなんです。


しかし、子供の頃に親にバレて叱られるなどの経験をすると、オナニーに罪悪感を抱いてしまうことがあるんですね。


他にも、オナニーの回数が多くて「自分は性欲が強すぎるんだ、おかしいんじゃないか…」と悩む人も少なくありません。本当は罪悪感を抱く必要なんかないのですが、オナニーの後に感じてしまうこの気持ちとどう向き合えば良いのかを少し考えてみました。


オナニーと罪悪感


オナニーをする前に


オナニーをする時に、他にやるべきことがあるのに「ムラムラしたらついしてしまう」という人は罪悪感を抱きやすい傾向にあります。「こんなことしてる場合じゃないのに…」「どうして止められないの…」と自分を責めてしまいますが、少し考え方を変えてみましょう。


止められなかったり無意識のうちにしてしまっている場合は、まず気付くところから始めてみます。今までの流れのままだと、終わった後の罪悪感は消えません。なので、最初は「私、今オナニーしようとしてる…」ということに気付いてみましょう。


気付くと自分の中で選択肢が浮かんできます。「このままオナニーする?」「他にやるべきことがあるから止めとく?」という感じの選択ですね。ここで「我慢できないくらいオナニーしたい」だったり「ここはオナニーでスッキリした方が良い」と思えるなら、オナニーを続行してもOKです。


女性のオナニーは、男性と違って1日に数回しても何の問題もありません。むしろ副交感神経が働いて精神的にリラックスできたり、「美人ホルモン」と言われるエストロゲンが増えますが、この物質は老化防止にも効果があると言われているんです。


オナニーをすること自体が問題なのではないので、優先順位を考えてすればオナニーに罪悪感を抱く必要はありません。性欲が強くオナニーの頻度が高い場合でも、仕事や生活に支障が出たり、性器や感度に異常が見られなければ無理に押さえ込む必要は無いのです。


オナニーの後、ネガティブな思考が頭に浮かぶのは性格やその時の気分によるものだけではなく、イッた後に「プロラクチン」という成分の分泌も影響しています。
オナニーで快楽を感じさせるのはドーパミンという快楽伝達物質ですが、プロラクチンは虚脱感や虚しさを感じさせることがあるんです。


これは、男性がオナニーやセックスで射精した直後に、人生について考え始めたりしてしまう「賢者タイム」と同じものです。


人の身体はオーガズムを迎えた後に、虚しさや罪悪感を多少なりとも抱くように出来ているのですね。なので、オナニーをした後に罪悪感を抱いてしまう時は、「自分だけではなく他の女性も、男性だって感じるものなんだ」と考えるようにしてみてはどうでしょうか?


まとめ


悪いことをしているなら止めるべきですが、女性にとってのオナニーにデメリットはほとんどありません。


他の予定と同じように「今からはオナニーの時間!」としっかり決めてするなら何も問題はないですし、性欲を抑えすぎてストレスを溜めてしまうよりも、開放したほうが心にも身体にもメリットが大きいです。


罪悪感から落ち込んでしまうよりも、上手くコントロールして前向きに考えていく方向が良いと思うので、オナニーをした後に気分が下がってしまう人は、ちょっと視点を変えてみると落ち込むこともないかもしれません。