「膣がゆるい」とパートナーに言われたら…


いくら彼氏や夫でも、いきなり「お前のアソコゆるいな」と言うような人はどうかと思いますが、遠回しにでも言われるとショックは大きいものです。
デリケートな部分の問題を指摘されるのもショックですが、「ゆるい=男性経験が多い」のようなイメージがあるのもよくありません。


しかし、実際のところ男性経験の多さと、膣のゆるみはそれほど関係が無いんです。
男性が女性の「締り」を感じるのは膣の入り口付近の場合が多いですが、
これは「骨盤底筋」と呼ばれる筋肉の収縮の働きです。


力を入れれば締まりますし、リラックスしていればゆるみます。
「男性経験が多いとゆるい」と言われている理由の一つには、セックスに慣れてきてリラックス出来ているからという面もあるのですね。


他にも彼のサイズよりも太くて長いディルドやバイブでオナニーしていると、その形を覚えてしまって彼が挿入したときにゆるいと感じるかもしれません。


膣がゆるいと感じたら膣トレ


膣の入口付近のゆるみを改善するためには、筋肉を鍛えることが大切になってきます。
筋トレならぬ「膣トレ」という言葉を聞いたことがある人もいるかもしれませんが、
この「骨盤底筋を鍛えて膣の締まりなどを良くしよう」というのが膣トレの目的なのですね。


男性がゆるみを感じるのは膣の入り口付近が多いと書きましたが、それ以外でもゆるみ感じる人がいます。膣の中ほどから奥まで挿入して、ペニスに圧迫感を得られない時にゆるいと感じてしまう場合です。


膣は全体が筋肉で出来ている訳ではないので、ペニスを意識して締められるのは入り口付近だけです。奥に挿入したときに感じるペニスへの圧迫感は内臓脂肪によるものなのです。
そのため、ふくよかな女性は奥の圧迫感が強く、痩せている場合はゆるく感じてしまう場合があるのです。


「じゃあ内臓脂肪を増やせばいいの?」ということになってしまいますが、内臓脂肪が増えると糖尿病や動脈硬化などの生活習慣病になる可能性があるのでおすすめしません(汗)
できれば、膣の筋肉を鍛える以外にもメリットの多い「膣トレ」などで筋肉を鍛えて、
まずは膣の入口付近の締まりを良くする方向が良いでしょう。




膣にお湯が入ってしまう「お湯漏れ」とは?


膣のゆるさは普段あまり意識しないかもしれませんが、お風呂に入ったときにお湯漏れがあるときは膣にゆるみがあると思ってよいでしょう。


「お湯漏れ」とは、お風呂で湯船に浸かったあと、膣に入ったお湯が漏れ出てしまうことをいいます。
出産後に経験する方が多いのですが、経験のない場合でも骨盤底筋が弱い場合にお湯漏れすることがあります。


湯船から上がったときに、膣からダーっとお湯が出たり、お風呂から上がったあとに座ったりするとジワッと漏れ出てきたりするので、最初は「尿漏れ?!」と思ってしまいますが、これも膣のゆるみ(骨盤底筋の弱さ)からくるものなのです。


お風呂に入った時にお湯漏れする場合は、骨盤底筋などを鍛えることで改善が可能ですが、頻繁にお湯漏れが起きたりお湯が入ったわけでもないのに水のようなものが漏れる場合は、病気の可能性も考えられるので婦人科や泌尿器科で医師に相談してみましょう。


自分の膣圧を簡単に調べる方法はコレ!


「お湯漏れや誰かに言われる前に、膣のゆるみって分からないの?」と思う方もいるかもしれません。婦人科などで膣圧計を使って計ってもらわなくても、自分で膣圧のチェックをする方法もあるので、気になる方は試してみて下さい。

膣圧低下度チェック:3つ以上当てはまる方はゆるみの改善が必要です!

  • セックスの最中に「締める」という感覚がよくわからない
  • セックスをしている時の膣内の密着度が減ってきた気がする
  • セックスの途中でコンドームが外れそう(または外れた)ことがある
  • セックスの時に膣に空気が入ってオナラのような音がする
  • お風呂からあがると膣内に溜まったお湯が漏れてくる(お湯漏れ)
  • 尿漏れをすることが増えた
  • 尿を途中で止められない
  • 経血がそれほど多くないのに、タンポンをしていて漏れるときがある


出産経験がない場合でも、膣のゆるみがあることがありますし、太っているからゆるい、
痩せているからゆるまないというわけでもありません。
3つ以上当てはまったら膣トレなどで、骨盤底筋を鍛えるところから始めてみましょう。


実際に膣圧を確かめる方法

チェックだけでは不安という方のために、自分の指を挿入して膣圧をチェックする方法もあります。
(※指を挿入して膣圧チェックを行う場合は、必ず手を洗い爪で膣内を傷付けないように注意して下さい)


1:膣圧チェックを行う時はリラックスした状態で仰向けに寝ます。
2:膣内に指2本(人差し指と中指、または中指と薬指)をゆっくりと挿れます。
3:指を挿れた状態で、膣をギュッと締めてみましょう。(肛門を締める感じで力を入れます)
4:締めた時に、指に締められた感覚があれば問題ありません。


締め付けがとても弱く感じたり、まったく感じなかった場合は骨盤底筋が弱っている可能性があるので、膣トレなどで骨盤底筋を鍛えるようにしましょう。
骨盤底筋は一度緩んでしまっても、上手に鍛えれば改善ができる筋肉なので、前向きにトレーニングをしていけば大丈夫です。


膣のゆるみ(骨盤底筋の弱さ)を改善することは、パートナーとのセックス以外でも尿漏れや、加齢による子宮脱を防止するなどのメリットが多いので、「チェックしたけどゆるく無かったよ」という方にもおすすめしたいですね。


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